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MESSAGE

須永祐慈
Yuji Sunaga NPO法人ストップいじめ!ナビ ​副代表

校則ってなんのためにあるのだろう、と疑問に思いながら、日常に慣れてしまって、そのまま「卒業」していく大人はどのくらいいるのでしょうか。

私の周りには、不登校の経験をした人たちがいます。その人たちにも校則が関係し、先生からの厳しい指導を受けた人がいました。また、先生の指導によってクラスでのいじめ被害に発展した子もいました。学校全部から責められるような思いをしていた人たちもいました。
おかしい校則は変えよう、と動いていた人たちもいます。

しかし、生徒会の中で向き合い議論し、その結果を先生に掛け合っても、あしらわれてほとんど変えられなかった、という声も耳にします。
しまいには「あいつは正義感ぶっている」と非難されるような経験をしたとも言います。
こんな経験をする人は、何もできない子、弱い子・浮いている子と見られる学校やクラス内の空気もあります。
私は小学校4年生でいじめを理由に不登校となった経験を持つ一人です。
あの時のことをよく考えると、いじめで追いつめられるごとに、学校のルールを守っていくことのしんどさも同時に感じていました。決められたルールに、多くのストレスを感じていたのです。
なぜ、ジャージを着て登校しなくてはならないのか、なぜ朝練にタイヤ飛び50回が必須なのか、なぜ炎天下で倒れる子が何人もいるのに校庭で先生の話を直立不動で聞き続けなくてはならないのか…。

校則が少ない小学校でさえ、その学校独自の「ルール」が存在していたし、ストレスを感じていたことを思い出すのです。
改めて思うのは、その場での「少しの違和感」は、もしかしたら、とても大きな、根深い問題につながっている、ということです。
そのことにまず気づいていくことが重要です。

あらためて、私たちはこの問題に向き合う必要があるように思います。
この活動をきっかけに、「ちょっとおかしい」こと、「結構苦痛に感じている」こと、「とても苦しい思いをしている」ことなどを声にし、まとめ、学校や社会に発信していく流れを作っていければと思います。

おかしな校則は声をあげ、変えていく。
そのための材料や情報を、今回のプロジェクトを通して発信できればと思っています。
ぜひ、みなさんからの「学校生活の違和感」お寄せください。


須永祐慈

PROFILE
須永祐慈
Yuji Sunaga

NPO法人ストップいじめ!ナビ ​副代表