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MESSAGE

勝間和代
Kazuyo Katsuma 経済評論家

押し付ける時代はもう終わりです。少数の専門家の意見よりも、多数の非専門家が話し合った意見のほうが、運営がスムーズにいくことがわかっています。少数の教師が勝手に生徒のことを「おもんばかって」作る校則は、生徒の意志や意図に全くあっていません。

しかし、一部の大人は自己承認欲求を満たすため、生徒に無理な校則を押し付けます。しかもやっかいなのが、これを本気で「生徒のため」と思っていることです。「間違っている」と当事者が思っていれば、それはいやいややっているのであれば、方向性は治せます。

ところが、ブラック校則は、生徒や学校の外の大人からみると明らかにブラックなのに、校則を作った本人たちは、本当は自分たちの支配欲を満たすためなのに、「生徒のため」という仮面をかぶり、そして最終的には本人たちもそれを信じて、間違った方向や間違った努力に突き進んでしまうのです。

ブラック校則は構造上、常に発生します。だからこそ、生徒たちの人権を守るためにも、第三者委員会の監視など、外部の目からのチェック機構が必要なのです。


勝間和代

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勝間和代
Kazuyo Katsuma

経済評論家