今回裁判になった事件を聞いた時に、「こんなおかしなことはない。明らかに行き過ぎた指導ではないか？」と思いました。皆さんもそう思ったのではないでしょうか？私がFacebookにこのことを投稿すると、日本育ちで現在アメリカにいる友人が「でも、このままだときっとこの裁判は負けるよ。日本の過去の判例ではほとんど生徒側が負けている。」と教えてくれました。それが、このプロジェクトを始めようと思ったきっかけです。

学校の中で起こることは、「その学校とその生徒」という当事者の問題であるとともに、学校という誰もが子ども時代の大半を過ごす場のあり方の問題として捉え、広く社会全体で議論する必要があると思います。ブラック校則も、いじめも、先生の過重勤務や部活の問題も、「学校の問題」ではなく、日本の次世代を担う子どもの成長の場の問題なのです。

これをきっかけに、多くの皆様と、子どもにとってより良い学校、より良い社会、より良い環境について考えていきたいと思っています。