プロジェクトに賛同​
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荻上チキ氏らブラック校則改善へ6万署名文科省提出 (日刊スポーツ 2019年8月23日20時6分)

評論家の荻上チキ氏(37)ら、不適切・不合理な校則指導の改善を求める有志が発足した“ブラック校則”をなくそう! プロジェクトの関係者が23日、都内の文部科学省で、集めた6万344筆の署名を柴山昌彦文科相宛てに提出し、会見を開いた。

プロジェクトは、2017年10月に、大阪の府立高校3年生の女子生徒が、生まれつき茶色の頭髪を黒く染めるように教諭らから何度も指導、強要され精神的な苦痛を受けたとして、府に対して損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことに関する報道をきっかけに、有志で発足。同年12月から今年8月まで署名活動を行うのと並行して、4000人に対して校則に対する調査を行った。

荻上氏は「例えば中学校の頃にスカートの長さを決められていると答えた生徒は、30年前は23・7%だったものが、現代の10代は56・9%と倍以上に増加。下着の色が決められているいう回答は、30代の方は1・9%、それ以上の世代も数%単位だったのが、現在の10代は15・82%…今の30代の人の8~9倍。『管理教育』と言われた80年代より、校則は厳しくなっている」と指摘。その上で「この事実を社会で共有したいのと、こういうことが許されていいのかと問題提起したい」とし、校則が毛髪の黒染め、下着の色を生徒に強いている現状を憂えた。

その上で、荻上氏は「校則の厳しさは全国的なトレンド」との見方を示した。その上で校則が「生徒指導のリトマス試験紙」として機能していると分析した。

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