髪の毛が生まれつき茶色いにも関わらず、教員から黒染めをするよう強要された公立高校の女子生徒。
精神的苦痛を受けて不登校になったとして、大阪府に対して起こした裁判がきっかけとなり、「ブラック校則」に注目が集まっている。
同じような体験をしている人たちは少なくない。なぜ、そのような不合理なルールが存在するのか。どうして、それを守らないといけないのか。
BuzzFeed Newsは、校則と子どもの人権に詳しい同志社大の大島佳代子教授に話を聞いた。
ーーそもそも学生は、なぜ校則を守らないといけないのでしょうか。
公民館や図書館といったある程度人が集まる公的施設などには、土足禁止、飲食禁止、携帯電話のマナーモードなど、一定のルールがありますよね。
学校も生徒たちが集団生活の中で教育を受けるということになるので、一定のルールが必要になります。
ただ、一概に校則と言っても、さまざまなものがあります。
そもそも名称も「生徒心得」「学校のきまり」などさまさまで、学校によって表現が違うので便宜上「校則」と一括りにしている。
さらにその中には、「あいさつをしましょう」「廊下を走るな」から、「パーマ、染髪禁止」「アルバイト禁止」まで、いろいろな種類のものが混ざり込んでいます。
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