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「黒染め強要は人権侵害」池上彰さん、増田ユリヤさんが語るブラック校則の問題点 (BuzzFeed News 2018年01月26日)

地毛が茶髪だった女子高生に対する「黒染め強要」の問題に端を発し、2017年末に注目された「ブラック校則」。そして、2018年度からまず小学校で「特別な教科」になる道徳教育。

双方の共通項は、多様性ではなく「同じもの」を求める画一的な日本の教育のあり方だ。その問題点とは、どこにあるのか。

BuzzFeed Newsは、「偏差値好きな 教育”後進国”ニッポン」(ポプラ新書)を出版したジャーナリストの池上彰さんと、増田ユリヤさんに話を聞いた。

髪の毛が生まれつき茶色いにも関わらず、教員から黒染めをするよう強要され、精神的苦痛を受けて不登校になったとして、大阪府立高校の女子高校生が、府に対して裁判を起こした。

これをきっかけに、議論が巻き起こった「黒染め強要」問題。同様の経験を受けたことがある人たちが声をあげ始めた。BuzzFeed Newsの取材にその辛い過去を吐露した女子高生もいる。

行き過ぎた校則を調査し、社会全体で見直そうと、NPOを中心にした「#ブラック校則 “をなくそう!プロジェクト」も立ち上がった。

池上さんは、この「黒染め強要」はそもそも「人権侵害」であると語る。

「『生まれつき黒ではない髪色を染めなければいけない』というのは人権侵害でしょう。あまりにも時代遅れだな、と思います。日本の子供たちだけが学ぶということが校則の大前提になっている」

「全員が真っ黒な髪の毛をしているなんてことは、世界の中ではとってもめずらしい、異様なことなんですよね。国際化すれば色々な国の人が来るにも関わらず、全員に黒を強制するのでしょうか」

増田さんも、同様の意見だ。

「自分自身もすごく厳しい女子校に通っていました。当時は学校が荒れており、色々な問題と校則がせめぎ合っていた時代でしたが、なぜ今の時代にそれが必要なのか、わかりません」

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