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【雑誌】校則は令和でもやっぱりヘンだった! トンデモ校則はなぜ続くのか?(週刊SPA! 2020/8/6)

 都の公立高校にある「ツーブロックヘア禁止」という校則が都議会の議題に上がり、大きな波紋を呼んだ。令和の時代になってむしろ増加傾向にあるという“トンデモ校則”。なぜそれらは廃止されないのか……?

校則厳罰化は加速する一方。昭和や平成以上に理不尽なルールも

 東京都の一部公立高校で「ツーブロックヘア禁止」という校則があることが問題視され、物議を醸している。ツーブロックヘアは若者には一般的な髪形にもかかわらず、都議会で見解を求められた教育長は「事件や事故に遭う可能性がある」と説明。この珍妙な答弁が話題となり、理不尽で不合理な“トンデモ校則”が、今も全国各地に存在することが浮き彫りになったのだ。 「上下の下着の色が白に指定されていました」

 こう語るのは東北出身の森中沙也さん(仮名・18歳)。 「色物のブラジャーがブラウスから透けていることを男性教師に注意されて、とても恥ずかしかった」と赤裸々な体験を話してくれた。

 この事例について校則や部活動の調査研究を行う名古屋大学大学院准教授・内田良氏は語る。

「下着の色指定は昭和から残る校則で、廃止されないで残っているケースが多い。通常は女性教師が検査を行うはずなのですが、男性教師がこうした発言をしていたとすると完全なセクハラですね」

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